ちょっと物知りな温泉用語
ちょっと物知りな温泉用語
温泉は泉質により分類される
温泉や鉱泉の性質を、化学的に分析して説明したのが泉質で、各地の温泉もこの泉質によって分けることができます。泉質は、温泉に溶け込んでいる様々な物質の中から、温泉法によって定められた特定物質の量をはかることで分析、分類され、温泉分析書と呼ばれるものにまとめられています。現在は、単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉他、全部で11種類の分類が掲示用の泉質名とされ...
温泉と地獄
火山性の温泉地に見られる現象で、噴煙や水蒸気、高温の熱湯などを常に噴出しているところは地獄と呼ばれます。場所により、地形などから賽の河原と呼ばれるものもあり、いずれもこの世ならぬ風景を例えたもの。地獄の蒸気を用いて調理しした料理はは地獄料理と呼ばれますが、調理できるほど高温の蒸気を噴出す温泉は数少なく限られています。別府温泉などが代表例で、宿ごとに地獄を持ってる他、湯治場には自炊で地獄料理に挑戦で...
フィンランドが発祥の地であるサウナ
広義には蒸し風呂としてのサウナ全般、狭義には乾式によるフィンランド式サウナを指します。発祥地のフィンランドでは、各家庭に普及しているサウナは、高温の熱気のこもった部屋で体を温めて、汗とともに体内の老廃物を排出させる入浴法ですが、体に対する負担が高く、フィンランドでも週に1度ぐらいの入浴が普通だとか。日本でも、単独のサウナ施設だけでなくスーパー銭湯などにも設置され、ダイエット効果をねらうなど一般的に...
鉱泉とは?
自然の湧き水の中でも、鉱物成分や放射性物質、ガスなどを一定量以上含むものを鉱泉と呼びます。環境庁の「鉱泉分析法指針」により定められるところでは、「多量の固形物質またはガス状物質、もしくは特殊の物質を含む」か、または「泉温が周囲の平均気温より常に著しく高温」であることが条件で、温泉も鉱泉のひとつといえます。さらに環境庁による分類では、25度未満のものを冷鉱泉、25度以上で34度未満のものを低温泉と呼...
源泉
温泉が地上に湧き出しているそのままの場所のことを源泉といいます。中でも温泉が自ら湧き出しているものを「自然湧出」と呼び、岩の割れ目などから自然に湧き出すものを指します。その他、ボーリングなどの人為的な工事により打ち込んだ管から水圧により湧き出す「掘削自噴」、さらにポンプで汲み上げる掘削動力によるものと、3タイプに分けられています。源泉のお湯を湯船にそのまま流していれば、「源泉かけ流し」となります。...
間欠泉
熱湯や水蒸気を、一定時間の周期で吹き上げる温泉のことを間欠泉と呼びます。そのシステムには諸説あり、火山国のアイスランドや、アメリカのイエローストーンなどが世界的に有名です。日本でも北海道の登別温泉、宮城県の鬼首温泉、長野県の上諏訪温泉など、全国にその例がみられます。中でも上諏訪温泉の間欠泉は日本最大の規模で、1時間ごとに50mに及ぶ高さの泉水が吹き上げていた時期もありました。...
かけ流し
本来は源泉に加熱、ろ過、加水などの加工をせず、湧き出たままの状態で湯船に流し込む状態のこと。対する言葉が循環式。加温、加水を行っていないかけ流しのことを、区別して「源泉かけ流し」と呼ぶこともあります。以前は独特の色や匂いのあるお湯や、湯の花が沢山浮いたり浴槽に付着したりすることで判別をしていましたが、2005年からは温泉法により、加水、加温、循環・ろ過装置使用の有無や、入浴剤・消毒剤使用の有無につ...
古来より用いられる温泉療法
ヨーロッパでは一般的な理学療法の一つ。日本でも、鹿や猿など野生の動物が温泉に浸かって傷を癒す姿が発祥となったとされる伝説が各地に残り、古来より病気や怪我の治療のために温泉を用いられてきた歴史があります。温泉の天然水に含まれる成分や蒸気に含まれる天然ガスの効果を用いることに加え、泉水の飲用や、運動療法、マッサージなどの理学的な療法、食事や周辺環境など、宿泊しながらの総合的な治療効果をねらったもので、...
温泉地に付き物の温泉饅頭
温泉の重曹成分を含んだ水でふっくらとした生地をつくり、温泉の蒸気で蒸し上げるというコンセプトから誕生したものと思われる土産菓子。今では全国の温泉で同名のものが売られています。黒砂糖で味を付けた生地を重曹で膨らませる蒸し饅頭がポピュラーですが、各地の温泉でそれぞれ味も形も様々なものが売られているようです。...
温泉たまごとは?
卵白と卵黄が熱で固まる温度が微妙に違う性質を利用し、温泉の湯を利用して茹でた卵。卵白の凝固温度は約80度で、卵黄より約10度高いため、70度弱に保たれた温泉で茹でることで、卵黄のみを固めて作ります。外側から固まっていく普通の半熟卵は、卵白が硬く卵黄が柔らかいのに対し、とろりと崩れる卵白の中に柔らかく固まった卵黄が姿を表わす独特の状態になり、全国の温泉旅館の食卓に供されたり、土産物として売られたりし...
飲泉とは
ミネラルウォーターなどの鉱泉が豊富なヨーロッパでは一般的な温泉の利用法で、温泉の薬効成分を体内に取り込んで直接働きかけようというもの。温泉文化の盛んなドイツでは医学的根拠に基づいて利用されていますが、日本でも古来より霊泉と呼ばれ、温泉を飲む習慣があります。特に有名なのは、炭酸を含む有馬温泉の例で、有馬サイダーとも呼ばれ、往年は天然の炭酸水としてサイダー飲料にも用いられていました。全ての温泉で泉水を...
足湯の良さ
足だけ浸かる手軽さの一方で、体全体の血行を促進し、冷え性などにも効果的とあって、近年は様々な施設で人気の入浴法。ゆっくりと時間をかけて浸かっていると、風邪気味の時や、腰痛、冷え性などの症状改善にもたいへん効果的です。最近は家庭でも簡単に使える足湯器が市販されていますが、各地の温泉地にも服を着たままベンチに座って、温泉の効用を利用できる気軽な施設などがあり、行楽の途中にちょっと立ち寄るにも便利です。...
上がり湯とは
温泉から上がるとき、体をすすぐ目的でかける湯。浴槽に浸かった体を、きれいなお湯ですすぐというだけでなく、酸度や塩分など、温泉の成分が濃い場合は肌を傷めないために温泉とは別に汲み上げたお湯ですすぐ場合もあります。また、湯温よりぬるめのお湯や冷水をかけることで、血行を促進するという治療的な意味をもつ場合もあります。せっかくの温泉成分が流れてしまうからという理由から上がり湯を避けたり、浴槽からあがったそ...